花組初のアトリエ公演「天守物語」、昨日無事に終了いたしました。
沢山のご来場、本当にありがとうございました!!
↑お客様より“バラシ用”差し入れいただきました♪
↑小休憩中。この後打ち上げに。
花組初のアトリエ公演「天守物語」、昨日無事に終了いたしました。
沢山のご来場、本当にありがとうございました!!
↑お客様より“バラシ用”差し入れいただきました♪
↑小休憩中。この後打ち上げに。
天守夫人 富姫 | 加納幸和 |
---|---|
姫川図書之助 | 桂憲一 |
奥女中 薄 | 北沢洋 |
岩代国猪苗代 亀姫 | 二瓶拓也 |
十文字ヶ原 朱の盤坊 | 原川浩明 |
茅野ヶ原の舌長姥 | 磯村智彦 |
播磨守家臣 小田原修理 | 北沢洋 |
播磨守家臣 山隅九平 | 磯村智彦 |
工人 近江之丞桃六 | 原川浩明 |
侍女 桔梗 | 松原綾央 |
侍女 女郎花 | 美斉津恵友 |
侍女 葛 | 丸川敬之 |
女の童 鬼灯・蜻蛉・銀杏 | 松原綾央 美斉津恵友 丸川敬之 |
今週もお弁当の差し入れを頂戴しました。有難うございました。
お吸い物付きで、粒アンの大福入り、鶏カラとインゲン、握りと散らし!見た目上品なのに、食いでのあるご馳走でした。
日曜の昼、地元ニコタマ在住のお客様もいらして下さったようで、とても嬉しいです。腹拵えも万端、「お天守の夕べ」へGO!
ここは15年前の初演以来、新派女形の芸者風に、たっぷり言うようにしているんですが、昨夜(25日/金)の本番、「~ねえ」と伸ばした時、こちらのムードにぴったり合せ「二子玉屋」と掛け声を頂戴しました。確か、上手、前方のお客様だったかしら。事の外、いい間だったんで、嬉しかったです。有難うございました。さて、晴天の今日、昼夜公演です。お散歩がてら、ニコタマへお越し下さいよ~(ここも芸者風に)。
いよいよ残り4ステージ!思い出し稽古後に、二子玉サタデイナイトの恋が闇に輝きます。皆さ~ん、皐月のお給料日にパーッとやっちゃいましょうよ~ッ!
前半戦が終了してほっと一息、
役者・スタッフは後半戦の25日まで充電中ですが、
この間を利用して、会場内の飾り付けをもう一つご紹介いたしましょう。
こちらは、「天守物語」の衣裳デザイン画。
花組芝居の衣裳は、演出家である加納がデザインしています。
先週お客様に「これ座長が描いているんですか!?」と驚かれたのですが、
そうなのです、これらはすべて加納の筆によるものなのです。
なかなか見ることのできない原画を、舞台写真とともに展示しておりますので
近くでじっくりご鑑賞くださいませ。
『天守物語』無事に前半戦が終了いたしました。
ツイッターでもたくさんの感想をいただき、嬉しい限りです。
> 皆様の感想はこちらにまとめています
配役などのネタバレも一部含まれますが、
「見ようかどうしようか迷ってるんだけど
」という方は是非ご参考まで。
花組芝居のリーディングは、ただのリーディングではございませんよ!
後半戦は25日(金)から。
> 前売チケットのご予約はこちらから
毎日当日券も販売していますので、是非皆様でお越しくださいませ!!
「お待ちしてまーす!」
のどかな日曜日、鳥の鳴き声を聞きながら、どうぞニコタマへお遊びにいらして下さい。
リーディング公演といえどもそこは花組芝居。
今回、会場にも色々と飾り付けがしてあります。
お時間に余裕の有る方は是非すこし早めにお出でいただいて、
会場内、頭上までゆっくりご覧くださいませ。
写真はネタバレになってしまいますので、
影響ない飾り付けをひとつだけ。
「お待ちしておりますワン」
(座長厳選のぬいぐるみ勢揃い?!)
メガネあんちゃんが二人(那河岸屋&田仁屋)、見に来てくれました。
お待たせいたしました。
花組HON-YOMI芝居『天守物語』の上演時間は、約1時間20分です。
開演30分前より、当日券も販売いたします。
ぜひ皆様お誘い合わせの上、お越し下さいませ!!
稽古中の先程、幾度も雷鳴が轟いたと思って、昼休憩に空を見上げるとカラリ!皐月晴れ。聞けば雹が降ったとか
。雨降って地固まり、このまま本番を迎えられたら最良であります。
この後、後半を稽古し、いよいよ衣裳付き本番通りの通し稽古になります。
朝から夜まで、やる事多くってヒーコラ。初日のメニューも目白押しで、きっとアッと言う間に、1日終ってしまうのだろうな 。離れ難い母体を味わいし尽くしたいのが本音です。野郎共、そしてご贔屓皆々様、よろしくお付合いをお願いします。
久し振りにネバッた稽古をしちゃいました。大佳境ですもの!明日は、現場の設営作業とか、衣裳やら小道具、諸々でバタバタするんで、中身をやるだけやらなきゃならん!と頑張りました、ふ~。過去2度上演しているんで、蓄積されたものが、今に効果を現していると感じる事しきり
。個人的に言えば、あれから35年だものね。
やっぱり役者だからね、着るものにはうるさくなっちゃう。自分が演出する時は、外部公演でも、小物に至るまでチェックしないと気が済まない。
天守初演の時はデザイン画を描きました。過去にも幾つか描いた時があったので、それをまとめて画集でもという企画が立ち上がりかけた事もあったかな 。
絵画教室は幼稚園当時から。最初は強制的に行かされたんだけど、次第に面白くなってね。小学校では漫画にもハマった。今の技術革新の実際は知らないけど、昔は原始的でね。コマ(何ミリ単位で定規使って)もトーンも手作業ですよ。当時はギャグ漫画中心なんで、単純な線で立体を描く為に、デッサン力は必要と教わった。その延長で高校の時は、受験する気がないのに、美大受験専門の学校に木炭デッサンを習いに行った事もあったな。
初演、後半の赤姫着付、無地だったのですが、衣裳屋さんからお借りしたもので、生地の重ね具合が本物だったので、重くてね。40歳前だったのに、幕切れ近く、引いた裾やら振袖やらを奇麗に見せるなんて余裕が出なかった。再演は軽い物を誂えたので、どうにかでした 。出たら最後、引っ込んでもアタフタ着替えてますから、休む間無し。とても気持ちの良い役ですが、花組演出だと体力的に「エライ」のです。
今年三演目、花組HON-YOMI芝居なので、そういった足枷(あしかせ)がないんで、台詞に集中して鏡花世界を純粋にお見せしようと思います。
2000年再演の逸話。床山の助っ人に大歌舞伎出身の方が入ったんです。或る立女形を担当していらした事を初日が開くまで知らなかったんですが、舞台稽古で御老屋の亀姫の頭を見て思わず「鬢(びん)がいい形だね~」。僕がデザインした初演以来の侍女達の紫帽子も「饅頭」型を選択しててね。それを指摘したら、「知ってるから怖いな」と言われました。
15年前の初演時、伊予屋は所謂「抜擢」だったと思います。配役を座内で決定発表する前に宣伝写真を撮るスケジュールだったのですが、図書之助として私の富姫とのツーショットで、伊予屋には「内緒だよ」と伝えた記憶があります。
新神戸オリエンタル劇場の本番、大阪芸大で直の先輩だった(大学寮で一緒?)劇団新感線の橋本じゅん君が見に来てくれて「桂をよろしくお願いします」と頭下げられました。可愛がられてたんだな(ちょっとした逸話を聞くと、面白がっていじられてたかも?)、改めて責任を感じました。
初演の稽古が始まる前に、花組芝居の関西公演の帰り一人遠回りして、現地「姫路城」を拝観致しました。丁度、世界遺産登録直後で、外人さん多かったな。天守閣、これっぽっちも闇の世界が感じられない、最上階の見晴らしの良さに驚いたのですが、土台となる石垣部分の最下層は、薄暗くて怖かった。この二つのイメージから演出を決めて行きました。
シンセサイザーに対抗するには、ロックだッ!「闇」に拘りました。都会で闇を感じる唯一、高層ビルの工事現場。夜間、人が居ないし、電気配線、まだ引かれてないし、暗ッ!だから眼下にはキラキラしたネオンが見えるが、宇宙に近い場所で、妖怪達が好き勝手やって、人間どもを馬鹿にする、原作の意図を現代に移せると考えました。
坂東玉三郎丈が初めて富姫を勤めた日生劇場。あれこそ、僕が今ある活動を始める動機の大きな一つとなりました。
歌舞伎は好きだが、伝統世界で子供から修業をしていないんじゃ、到底役者になんぞなれないと思っていました。歌舞伎以外で、こんな舞台に参加したいと感じた最初でした。
冨田勲氏のシンセサイザー、高田一郎氏の真っ黒な美術。随分後にお会いして「あれ良かったです」と申し上げたら、「あれはね、黒漆に蒔絵のイメージだったんだよ」とニコニコ話して頂けました。増見利清氏の演出で、歌舞伎、新派、新劇など、混成チームでも、あの世代だから濃厚だった~。
強烈な記憶だっただけに、逆に花組で取り上げるのを躊躇していましたが、ようやく手を染める気になったのは20年後(1997年)でした。2000年に再演し、久し振りにリーディング形式で、皆様にお見せ出来るのが本当に嬉しい。しかも初めて本拠地「セーヌ・フルリ(二子玉川)」でのご披露!3回目となる伊予屋と共に、もう一度丁寧に取り組みたいと思います。二十五周年ですもの。
5月 | 18・25 (金) | 19・26 (土) | 20・27 (日) |
13:00 | ● | ||
14:00 | ● | ||
17:00 | ★ | ||
19:30 | ● |