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坊主サービス
バックナンバー(2006.1〜6)

 6月28日
 『和宮‥』有志数名で
増上寺へ御礼参り。

 その後、水上バスに乗り“大江戸温泉物語”っちゅう所へ行ってきた。
 で、坊主と磯村イソップは岩盤浴や砂風呂には目もくれず、ひたすらまったりと飲み続けた。

 こうして、一ヶ月にわたる奇妙な二人三脚生活は終わったのであった。


 写真:イソップ。流石に今回は本人に了承を得ました。ま、断れなかったのかも知れないけど(笑)。

(2006.6.30)


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 6月27日
 坊主、39歳になりました。

 『和宮様御留』にご来場下さいました皆様、ありがとうございました。
 何だかアッという間に終わっちゃいました。
 病気も怪我もしなかった自分の体には感謝してます。
 無事に終わってホントよがっだぁ‥。

 それにしても、先輩方の存在感はスゴかったです。
 芝居へのひたむきさにも頭が下がりました。
 いやぁ、あんた達スゲーよ。
 舞台上は勿論だけど、暗闇の中でスタンバイしてる時の、先輩方の小声のやりとりとかね。
 「今回すっごい勉強になったの」
 「ね、財産よねぇ」
 なんて会話を側で聞くだけで坊主は毎日感動してました。
 あんた達、何でそんなにずっとピュアなのよ?

(2006.6.28)


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 あて、着物の下はスッポンポンでござります。
 毎日舞台上で脱ぐ度、客席がザワザワするのが分かります。
 時々、ガッカリしたような空気も伝わってきます。
 そんな時はあてもガッカリさんな気持ちになります。
 ♪コンコンチキチ、コンチクショーな感じでござります。

 「うち、14歳でも女の子でもおへんっ!」

(2006.6.24)


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 6月20日
 昼公演のみだったので、加納さんのとこの“鉄砲玉”小林大介と、うちの“隠し玉”磯村智彦で銀座の銭湯に行く。
 湯上がりの銀ブラ‥肩で風きり、気分は銀座を仕切る“組のモン”な感じでした。

 あと10ステージ。無事乗り切れますように‥。

(2006.6.22)


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 5月31日
 稽古前、和宮さんが眠る
増上寺へご挨拶に行ってきた。
 ここへは一昨年の花組公演の時も来た。
 東京タワーとのコントラストが外人向けの絵葉書みたいだが、自分はそこがいいと思っている。





 『和宮様御留』という小説がフィクションかそうでないかは別として、とにかく有吉佐和子という人はとてつもない傑作を書き残したのだと、増上寺の境内を歩きながら偽坊主、感慨に耽るのでありました。

(2006.6.1)


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【ある日の三人の会話〜稽古場の片隅で】

植本「(八代を指さし)こいつ『
婦系図』で小芳(こよし)姐さんやったんですよ。」
八代「お、お前‥余計なことを‥。」
英太郎先輩「あら、じゃあ教えて頂かなくちゃね。」
三人「(それぞれの笑いで)ハハハハハ‥。」

 新派の小芳と花組の小芳が出会った素敵な瞬間でした。


写真:同期シリーズ最後の登場は八代進一くん(と忠犬ハチ公)。もちろん本人に許可はもらっていない。
(2006.5.18)


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 最近、坊主の中では静かな万年筆ブームが起きている。
 ITO-YAなどの文房具店で暫くジーッと眺めるのが密かな愉しみである。
 ‥ま、確実に歳を取ったっていう証拠だわな。
 蒔絵(まきえ)を施された和風の万年筆など、もうハート鷲づかみだ。

 しかし高ぇーのな。
 世の中メールだらけで字を書く機会がどんどん減ってるっちゅうのに、万年筆は未だにその価値をキープしたままだ。
 因みに坊主が今使っているのは、ペリカンというメーカーの子供用の万年筆。
 すこぶる書きやすくて気に入っている。
 しかもリ〜ズナブルプライス♪

 バランスに苦労する難しい字、例えば「小林大介」のような字面でも、万年筆で書くと何とも言えない味が出る。
 もともと味のある字をお書きになる桂憲一さんが万年筆を使った日にゃ、相当いい味が出るに違いない。

 ビバ万年筆ライフ!
(2006.5.9)


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 5月2日
 連休の谷間。細かく仕事。
 イレギュラーで『深夜劇場へようこそ』の収録が一本だけあった。
 ゲストは
遊◎機械の白井晃さん。

 坊主たち同期組が入座した頃には劇団同士の交流もあり、お目にかかる機会も結構あったのだが、最近はとんとご無沙汰だった。
 でも白井さんは全然変わってなかったなぁ(笑)。
 作風や活動はどんどん変わってきてるけど、白井さんは白井さん。

 先輩が進化し続けている姿は励みになります。
(2006.5.3)


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 4月27日
 『和宮様御留』の記者発表(@明治記念館)に参加。
 十二単フル装備だ。

 その後、食堂でハッシュドビーフを食う。
 
シアターガイドの取材を受けながらガツガツ食う。
 空腹を満たしながらも坊主は思う。
 う〜む不思議な味‥。
 これはもしかして明治の味なの?文明開化の味なの?
(2006.4.29)

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 遅ればせながら『ザ・隅田川』に御来場下さいました皆様、本当にありがとうございました。
 「素ネオ」シリーズにきちんと参加したのは今回が初めてだったけど、自分の事も共演者の事もお客さんの事も凄くクリアに見えるんだなぁと実感。
 こんなに冷静に芝居したのは初めてかも。
 なんかね、「素ネオ」にはリセット効果とかもありそう‥。

 さて今日(4月25日)は、『深夜劇場へようこそ』の収録がありました。
 一本目のゲストは青年座の山路和弘さん。
 ミュージカルもいける、女形もいける実力派俳優さんです。
 女形はお岩にお袖、小万などをやってらっしゃいます。
 ダンディだけど、まだまだやんちゃな臭いがぷんぷん‥実に魅力的な方でした。

 二本目のゲストはナイロン100℃の看板俳優みのすけさん。
 10年前に『カッコーの巣の上を』で共演して以来のお友達です。
 坊主が『偶然の悪夢』でナイロンに出た時も一緒でした。
 愛すべき気違い俳優です。
 「気違い」ってネットではOKですか?
 収録では勿論グッとこらえてこの言葉は使いませんでしたが。
 でも「クレイジー」だとちょっとニュアンスが違うんだよなぁ‥。

 ナイロンは只今公演中。
 みのちゃんのニューアルバムも絶賛発売中。
 あ、みのちゃんのホームページもかなりカワイイので是非ご覧あれ。
(2006.4.26)

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 小道具兼演出部の宇佐美さんが、何もないゼロのところから作った人形。
 そこへ座長の加納さんが顔を描き、髪の毛を一本一本描いた。

 そもそもは小道具会社から人形を借りたところ、あまりにボロボロだったため、じゃあ作っちゃうか!という事でこうなったらしい。

 それにしてもだ、ここまでくるともう小道具の域を越えている。
 あんた達、二人で人形屋始めた方がいいよ。絶対儲かるよ。

 客席後方の人には、いや前方の人にも?この細かさは伝わらないかも知れない。
 けど、ここまでこだわる、それが花組芝居だ。

 どうか生き人形とかにはなりませんように。
 (かなり加納さんが魂込めちゃってます‥。)
(2006.4.11)


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 最近よくこの人と飲んでる気がする。
 同期の大井靖彦君。
 靖彦と書いてヤスヒロ。
 何故そう読むのか、それは誰にも分からない。
 もしかしたら、大井君がつき続けている唯一の嘘なのかも知れない。
 もう出会ってから17,8年経つけどね。

 という事で、また本人に無許可で写真載せちゃいます。
 世界へ発信!

(2006.4.9)


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 「古典」と「コンテンポラリー」で『古典ポラリー』‥と微妙なキャッチフレーズを考えてみる坊主。

 二度目の花見は草月ホール『
ザ・隅田川』で。
 桜が満開。
 っていうか、全開です。




 写真:同期の桂憲一君。浅草の水上バスにて。
 (本人に了解は得てません。)


(2006.4.6)


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 新国立劇場『十二夜』を観て頂いた全ての皆様へ☆
 御来場、誠にありがとうございました。
 6年前と同じ役をつとめましたが、再挑戦してよかったと心から思える公演でした。
 本来、坊主は再演モノがあまり得意ぢゃないというか‥ま、率直に言うとゼロから創る方が刺激的な作業なんでねぇ‥。(勿論、再演にはまた別の喜びがあるのですが。)


 さて千秋楽翌日からは花組芝居『
ザ・隅田川』の稽古に出ているでやんす。
 こちらは10年ぶりの再演とは言っても、前回出演していない坊主には新作に近いのさ。

 みんなよりかなり遅れての参加なんで、まだ自分の場面の事だけで精一杯です。
 でも研修生君たちの芝居には、ついつい見入っちゃいます。
 新鮮だし、何か妙だし。


写真:『隅田川』のパンフと比べてみてちょ。
(2006.3.22)


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 ウィ

 ボンジュ〜ル

 『12ヤ』ハヤクミロ、シルブプレ♪

 ドコマデモ、オデコニ、ナッチャウヨ


(2006.3.16)


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 アットホームな雰囲気の中『十二夜』やってます。

 客席に子供の姿があまり見られないのは残念な気もするけど、劇場(はこ)と芝居がよく馴染んでいて、ほんわかいい感じ。

 9日は花組関係のみんながドバッと観に来てくれた。
 研修生君たちにも初めて会った。
 顔に「僕たち未知数です」って書いてあるようで面白かったなぁ。
(2006.3.12)


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 『十二夜』の稽古も佳境に入って来た。

 山下さんの『間違いの喜劇』に、加納さん達の『夏ノ夜ノ夢』‥花組関連で同時期に3本シェイクスピアが揃った。
 しかも明るめのやつが。
 統計的にそれが国内景気とかに関係してたら凄いんだけど。

 でも不思議な国だなぁジャパン。
 いつもどこかでシェイクスピア。

 ‥坊主は今年もう一本シェイクスピアをやるかもです。
(2006.2.23)

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 『深夜劇場へようこそ』がめでたく5年目に突入した。
 こんなに長く続くとは。
 ま、でもテレビサイクルを考えると、流石に今期でおしまいだろう。
 最後の一年、いい出会いに恵まれますよう。

 今日の収録は一本目が野村万作さん。
 言わずと知れた狂言の第一人者。
 野村萬斎さんのパパでもある。
 芸歴七十年以上の万作さんの前では、坊主なんてただの赤ん坊だ。
 それでも万作さんは実に丁寧に、そして精力的にお話しして下さった。
 幸せな時間だった。

 二本目のゲストは渡辺えり子さん。
 著書「
えり子の冒険〜早すぎる自叙伝」(小学館)も読んで準備万端のつもりだったが、生(ナマ)えり子はやはり超超超〜パワフル。
 是非オンエアを見て、えり子さんの熱い想いを受け取って下され。
 放送は4月かな。(万作さんは多分5月)
(2006.2.16)

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 月曜日から『十二夜』の稽古が始まっとります。

 それはさておき、先日銀座の山野楽器でスゲェものを発見。
 一見すると普通のアルト・サックスと普通のフライト・ケースなのだが‥これ、ケースの方が持ち運びできる防音部屋なのだ。
 この中にサックスを収納して吹くと、なんと囁き声ほどの音しか漏れないのだという。
 しかもヘッドフォンを挿せば、あら不思議、自分だけにはちゃんとサックスの音色が届くらしい。

 今までのサイレント楽器とは違い、ケースがサイレントってとこが画期的だ。
 発想としては、首から上だけ出してるエステ・マシーン。あんな感じ。

 そういえば(全然関係ないけど)同期の大井君が学生の頃住んでいた部屋には、確か簡易シャワーがあったような気がする。
 部屋の中なのに、不自然にポツンと存在するシャワー・ブース。
 ま、発想的には近いかもな。

 とにかく、今や公園やカラオケ・ボックスに行かなくても、家でサックスが吹けるの時代なのだ。
 発明した人、スゲェよ。生きててよかったよ。

 ま、買うかっていったら、買わないんだけどね。
 様子見って感じ?‥そういう機械っぽいものに関しては、坊主はホント奥手である。
 なんか待ってたら、もっといいヤツが出てくるんじゃないかと思っちゃうんだよねぇ。
 小物坊主。
(2006.1.25)


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 ベルリンでは一応名所も巡ってみた。
 ベルリン大聖堂にブランデンブルク門、『ベルリン・天使の詩』で有名な戦勝記念塔などなど。

 そして旅行者の礼儀かなぁと思い、「ユダヤ博物館」と「ベルリンの壁博物館」、実際にまだ残っている1kmほどの壁「イーストサイド・ギャラリー」にも行ってみた。

 「ユダヤ博物館」には収容所を再現した真っ暗な部屋があって、一グループずつしか入れないようになっている。
 窓もなく、コーッというような微かな風の音がするだけ。
 冷たい。何も見えない。
 30秒もいられなかった。
 グッズ好きの坊主も、流石にここでは土産を買う気になれなかった。

 ‥と、こんな感じでベルリンでは時間の許す限り方々歩き回ってみたがしか〜し!この旅の最大の目的は観光ではなかったんさぁ。
 ‥実は靴が買いたかったんさぁ。
 うちでは夫婦そろって昔から大の「trippen(トリッペン)」ファン。
 靴のメーカーね。
 でも日本で買うとかなり高い。
 フッ‥んじゃ、いっちょ現地で調達してみっか!と旅行を決めた訳さぁ。

 ベルリンには本店やアウトレットショップなど計4店舗あって、勿論全店テクテクとまわった。
 んで靴2足も買っちゃった。
 坊主満足。
(2006.1.13)


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 2006年スタート!‥別に何も変わらないけど、今年もひとつよろしくお願いします。
 坊主はのんびりとドイツ旅行記を書き続けます。

 行ってきたさ、ブンデスリーガ。
 ベルリンVSニュルンベルグ。
 場所はベルリン・オリンピックスタジアム‥今年のワールドカップ決勝の地だ。
 スタジアム自体はとてもビューティホーだけど、周辺は駅も含めて工事中だらけ。
 ワールドカップまでに間に合うのかいなドイツ人よ。

 さて坊主はチームマフラーを身につけ、顔にペイントまでしてもらい、にわかファンの出来上がり。
 テンションはどんどん上がる。
 露店で売ってるソーセージのうまいコトうまいコト。
 ビールでグビグビ流し込む。
 いざキックオフ!

 ‥しかしこれが今ひとつ盛り上がんない試合だった。
 1‐1の引き分けで、熱狂的なサポーター達も「なんだかなぁ」な雰囲気。
 ぐるりと取り囲んだ警備員の皆様も出番なし。
 まぁ、お陰で試合後も安全に帰れたけどね〜。

 あ、写真で白く写ってるのは雪です。
 パンツの下にタイツをはいて正解の寒さでした。
(2006.1.2)


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